記憶に出逢う

zero

2018年03月05日 23:37

早春を感じる1つに梅の開花がある。
zeroは桜より梅が好き。


今は亡き親父が隠れたスポットをよく知っていて
連れて行ってもらったこともある。

ガイドブックにも載らない隠れた梅スポット。
もう15年以上、行っていない。
おおよその市しか覚えていない。
途中に寄り道したマーケットを覚えているぐらい。

先日、伊勢神宮への道のり途中、そのマーケットを見かけた。

その後、グーグルマップでマーケットを中心に
シミュレーションドライブで町名も思い出した。


昨日、クヌギを切り倒してから
急いでシャワーを浴びて、梅を求めて
記憶を辿るドライブに出かけた。

ひとまず、該当の町の郵便局までは迷うことなく辿り着いた。
この15年で開発が進み、景色が一変していた。
町内を走り回るも記憶にある景色が現れない。
もう16時前、この道を探ってみて駄目だったら
あきらめよう。
開発でなくなったんだろう。

そう思って車を走らせた。
畑仕事をしている女性がいた。
昔からの地域住人に違いないと思ったので
車を降りて、訪ねてみた。

もう目と鼻の先まで来ていた。

無くなってなかった。
何十年ぶりかに旧友に会うような感情が湧き上がった。

ただし、世話をする人も世代交代して手入れが行き届かないから
花の付きは悪くなったこと、
今年は開花が遅くて、5分咲きぐらいってことを
先ほどの畑仕事の女性から聞いていた。


到着した。
もう夕方、誰1人居ない静まり返った梅林は確かに5分咲き程度だったけど
この隠れたスポットの場所がまだ存在していたことや
場所が分かったことが嬉しい。










































開発が進み、住宅地ができ道路が整備され、いろんなロードサイド店も出来て
景色は、がらっと変わってしまい記憶を辿ることが出来なくなった。

でも、その梅林は15年間変わることなく、人知れず咲き広がり
ここだけは記憶が繋がる景色。。。

破れて半分無くなった古い地図を片手に宝物を見つけた感覚。

嬉しかった。






今度は、小春日和の休日にR&Pooh号で、のんびりツーリングしながら訪れよう。








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