気候は春を色濃くさせ、意識せずとも心をワクワクさせる。
風が強い日だったけど、ソロキャンツーに行ってみた。
今回は、ツーリングがメインなので
いつもの黄和田キャンプ場ではない。
日本海を見ながらぼーっとして
波の音に包まれながら寝ようか。
それとも、琵琶湖のほとり?
山の中?
いずれにしても北上しよう。
あてのないツーリングなのにマップってどうよ!?
って秀逸なツッコミもコメントで頂いていた。
全くだ(w
かねてから欲しかったマップケースが、DIYであっさり出来てしまったので
テストも兼ねて装備してみたかったというのが本当のところだ。
風が強くて、横風を受けると意志に反して、センターラインを越えそうになる。
直進走行なのに、左側荷重が必要だった。
強風に耐えながらも、心は開放し、気分よく走っていると
ほどなく、琵琶湖が見えてくる。
日本一でかい湖、南のほうではリゾート感があって賑わっているけど
北のほうはネイティブ感が漂っている。
海に例えるなら、南湖は太平洋側、湖北は日本海側のようなイメージ。
どちらも好きなのは間違いない。
ここから、さらに北上して福井県越前方面、
あるいは小浜方面へ行こうか?
それとも琵琶湖を回り込んで鯖街道を南下しようか?
結局、鯖街道を南下することにした。
夕方には少し早いけど、今夜の寝床は朽木キャンプ場にした。
休日のキャンプ場は場所確保が大変で夕方到着では
ろくな場所が空いていない。
このキャンプ場、3年前、ブロ友のMakoさんとお会いしたとき以来です。
思えば、あの時のキャンプで、周りのキャンパーを見て
今どきのキャンプスタイルを実感し、超ミニマムキャンプから
ちょっとくつろげる今のミニマムスタイルを築いていくことになった。
3年前、車で来たときは、そこそこ遠いなぁ という印象だったけど
今回、R&Pooh号でのツーリングでは、それほど遠いとも思わなかった。
設営を済ませ、しばらくは、ワインを味わいながら、ゆっくりまったり過ごした。
zeroはキャンプでの焚火は絶対ではない。
今回はこんな原付バイクでのキャンプなので、焚き火は外した。
焚火もせず、ぼっちの午後、、、
やることがない。。。
暗くなるとともに気温も下がり
思いのほか冷え込んできた。
3年前も3月下旬だったけど夜は寒くて、しこたま用意したおでんと
熱燗をガンガン行き、トイレへと立つたびに、躓いては転び
転んでは笑っていた記憶がある。
今回は、安ワイン1本だけ。
夕食も、トップバリューの温めるだけのおでんだけ。
調理らしい調理もしないのだ。
なぜなら、キャンプではなくツーリングがメインだから。
こうしてテーマを決めて遊ぶのは面白い。
多くのキャンパーで賑わっていたけど、
設営場所や設営のしかたで、プライベート感は充分に味わえた。
ぼっちで食べる熱々のおでん、これも悪くないものだ。
どこかの国の放送をキャッチするポケットサイズの短波ラジオ。
何を言っているのか分からないけど、人が話しているのを
聞いているのは好きだ。
ぼっち感が際立ったり、時には寂しさを紛らわす。
冬型の気圧配置となった今日、
湿度は低く、夜空には、くっきりと瞬く星たちが目を楽しませてくれた。
オリオン座しかわからないzeroには、これ以上、星空を語れない。
デジイチがあったら、夢中で星空撮影をしたことだろう。
21時になるのを待って、読んでいた小説に栞を挟み
静かにページを閉じた。
川の流れが、今夜はうるさく感じなかったのは、なぜだろう。
明日は、このツーリングで唯一、立ち寄りたいところへ行く。
楽しみな気持ちを押し殺すことなく、
、、、、、、ランタンの焔を吹き消した。